fc2ブログ

記事一覧

自分も、主人公も

昨日の映画は▽こちらです。小さな独裁者。原題は"The Captain""将校の制服" は、まるでパターンが着る "鎧" のようです。そういう意味では、私たちは、パターンに都合よい、"将校の制服" をいくつもまとって生きています。また、それらと自分とを同一化して、それこそが自分だ、自分のアイデンティティだと信じて、そう思い込んで生きています。それを考えると、私も、この主人公も、本当...

続きを読む

将校の制服

第二次世界大戦の終盤、ドイツの脱走兵が、命からがら、必死の思いで逃げていたところ、偶然、ナチス将校の制服を見つけて・・・という映画を見ました。本当にあった話だそうです。ナチス将校の制服を着ている、実は "脱走兵" は、ドイツの軍部を前に、より一層、偉そうに振る舞うことで、自分自身が捕まってしまうかも知れない危機を免れます。しかし、そうしたことを重ねるうちに、行動がどんどんエスカレートして、自...

続きを読む

人混みの中で

雑踏の中で「私、私、私、、」と意識する実験をしてみました。そうすると、自分がガシガシと人混みをかけわけるのではなく、周囲の状況を考慮して歩くことになり、人との摩擦が圧倒的に減ります。そして、私が人混みが嫌いなのは、縦横無尽に人が行き交い、自分の行く手を阻まれ、自分の思うように進めないからだ、ということもよ〜〜〜くわかりました。人混みの中をパターン("自分の思う通りに歩きたい&q...

続きを読む

冬支度

近所の公園に、雪吊りが現れました。冬支度です。雪が降ったら、一本一本の縄に雪がまとわりついて、松を守る。日本人の、自然とともに生きる文化を象徴していると思います。雪吊りのつくりを、近づいて見てみたら、なるほど!という構造でした。その作業には、なんと新宿区の職員さんが当たられていることがわかりました。▽それにしても大変な作業。興味のある方は、お読み下さい。http://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file1...

続きを読む

東山魁夷展

「東山魁夷展」に行きました。鑑真和上のために描いたという、唐招提寺の襖絵の、優しい美しさに感動しました。大海原(濤声)は襖16枚分の大作です。静かな波の音が、ずーっと聞こえて来るようです。60歳過ぎに訪れた欧州で、彼が描いた街並の一つに、石の家とその窓があります。彼の作品にヨーロッパの作品が多いのはなぜなのか、不思議に思っていました。それは、自分自身と向き合うためだったようです。石の家とその窓を前...

続きを読む

あなたの "横"・続き

昨日の日記に書いておきたい事があったので続きとします。バレエのレッスンで、脚を横に出すとき、自分の外側にある "横" というイメージを追っているというのは、思考なので、パターンで生きていることと同じことをしている、と思いました。でも実際に使うのは、身体の内側です。身体の中で、外側に旋回させたり、内側に旋回させたりしている、それです。バレエはまだまだ全然できないので、お手本(イメージ)を追うの...

続きを読む

あなたの "横"

久しぶりにバレエレッスンの話題です。先生が私の片足を持って、前、横、後ろと、もう一つの足を軸に回してくださりました。私は、必死で体のあちこちを先生に言われた通りにキープしようとします。そうしながら、脚の動きがもたらす、脚の内側の感覚に集中します。この位置で脚がこうなっていると、こういう感覚があるのか!本来こういう感覚を持つものなのか!といった発見がありました。それで「あなたの "横" はここ...

続きを読む

飛ぶ象

先日、夜、Ginza 6 に寄りました。できてから1年くらい経ったでしょうか。パリの「ボンマルシェ」(お手頃価格という名前の"高級百貨店"です)を連想するお店です。目が釘付けになった、天井からの装飾。象が飛んでいます。BGMが割と大きめにかかっていて、雰囲気がテーマパークのようです。夢見るようなお買い物って、いまやほとんどないと思うのですが、そういう感じがしました。昼間、どれくらい混んでいるのかわか...

続きを読む

小倉遊亀のことば

「何も持たぬという人でも天地の恩は頂いている」日本画家・小倉遊亀が100才の時、書したことばです。頭が下がり、心にしみ入り、「確かにそうだ」と思います。感謝の念が湧き上がってきます。『小倉遊亀 天地の恵みを生きる —104歳の介護日誌』(小倉寛子・著)という本を読みました。日本画家・小倉遊亀のお孫さんが記した本です。そもそもは、小倉遊亀に興味あるゆえ手にした本でしたが、画家としてのエピソードの他に、1...

続きを読む

山姥曰く、、

先日、「山姥」というお能に触れる機会がありました。見ているときには意味がさっぱりわからなくて、帰宅して調べたところ、なるほど、そういうストーリーだったか!と後から味わいました。そのなかで、「仏も人も鬼も隔てはない」と山姥が語る場面があったことを知り、自他、分け隔てなく愛する事ができるようになりたい私にとっては、まだまだ、人カテゴリーにおける隔たりがあり、仏も人も鬼も、、というスケールの大きさに、は...

続きを読む

自分と向き合い始めるとき

自分と向き合うには不快感が適していると言えます。でも、誰もが、自分と向き合うということをするわけではないのかも・・と思います。不快な思いに関する問いに、「いえ、私は別に・・」と応える人は多いように思います。自分が感じている不快感を否定するように。めんどくさいから、いちいち感じない、という人もいました。それほどまでに人は、自分で自分の人生を引き取ることにハードル(めんどくささ?)を感じているのかもし...

続きを読む

感情はキー

私は "自分自身におかしいところなど何一つない"と以前は本気で思っていて、他人を責める、他人のせいにする、他罰的な傾向にありました。ここで大事なのは、他人のフリ見て我がフリなおせとか、自分にもおかしなところがあるから他人を責めるべきではないとかではなく、なぜ他人を責めているのか、その背景に何があったのか、どんな不愉快な、不快な、理不尽なことが相手との間にあったのかを探ることです。感情は、起...

続きを読む

ジブンゴトとして引き取る

他人にどれだけ愛されたか、どれだけ世の中に評価されたか、社会的にどれだけ成功したか、人々からどれだけ認められたか(パターンはこれらを求めがち)ということよりも、自分がどれだけ自分を愛したか、というところがとても大事だと感じていて、ガンバロウ!と近頃、よく思います。自分がどれだけやったのか。自分がどれだけ生きたのか。それだけはいつかあの世へ行ったとき、本当に恥ずかしくないようにしておきたい。そこに至...

続きを読む

純粋な思いとして

私は、(パターンを)愛するということが、まだよくわかっていないような気がしています。私は愛を知らないから、それができないんです、未熟なんです・・というのが正直なところだったりします。けれども、例えば、頑張っている他人をパターンにひっかかって純粋に認められないことを寂しく思ったり、愛に欠けている今の自分自身を悲しく思ったりする、そのことは、未知・未体験である愛の世界へ向かう布石のように思います。そっ...

続きを読む

思い立ったが吉日

資質を育てるのは、筋トレと同じで、使えば使うほど、力がついていくものだと私は思います。たとえその資質を持っていても、使わなければ宝のもちぐされになってしまいます。筋トレは何歳になってもできると言われます。80代でも、トレーニングをすると筋力がつく。何歳であっても遅くない。柔軟・ストレッチもそうだと思います。少しずつでもやればやるだけ、柔らかくなっていきます。年齢は関係ないと思います。パターンや「本当...

続きを読む

愛を育てていこう

「自分が嫌い」というパターンは、他人のことはもっと嫌いだし、「自分が一番頑張っている」というパターンは、頑張っている人を認めることができません。なぜなら、まずもって自分が認められていないことを赦せていないからです。そのような状態で、他人を認められるわけがありません。他人を認めようものなら、自分は大勢の中に埋没し、存在できなくなってしまいますから、パターン的には。パターンにとって他人は「敵」です。ま...

続きを読む

頑張るということ。

「自分が一番頑張っている。(それを認めてほしい)」というパターンについて。世の中は「どれだけ頑張ったか」ではなくあくまで結果で判断されます。頑張ったって結果が出なければ意味がない。なので、結果が出なければ、もっと頑張るし、頑張って結果も出しているのに評価されなければ、このパターンは裏切られたように感じます。このようなやり方、パターンの動機での言動を続けると、実力はある程度はつくかもしれないですが、...

続きを読む

エサが欲しくて

ふと、自分の言動のクセとなっているパターンが見えました。「自分が一番がんばっている」というものです。"自分が一番" とか "自分が上だ" と同類ではあるのですが、「自分が一番がんばっている」というパターンは、そうでないと、つまらない平凡な自分が、大勢の中で埋もれてしまい、誰からも見つけてもらえず、認めてもらえず、受け入れられず、愛されず、存在できないと思っていて、恐怖、不安、苦しさ、...

続きを読む

自己責任

ニュースや人々の会話で「自己責任」ということばを耳にします。私は、そのたびに違和感を覚えます。自分についてそのことばを発している場合「本当に責任をとれるの?」と疑問が湧くし、他人に対して誰かがそう言っている場合「そう割り切れるの?」と思ってしまいます。何かに反発する勢い、あるいは、腹立ちまぎれに言っているような感じが、違和感をもたらすのかも知れません。それでも、本当に自分自身が自己責任ということを...

続きを読む

我が家にテレビがやってきた!

7年程前にテレビを手放して以来、です。うちにテレビがないことを知っている方が、よろしければ、、とくださりました。サイズも小さく、あまりかさばらないので、ちょっとお借りするくらいの気持ちで持ち帰りました。そのようなワケで、今日は実際に放送されている「下町ロケット」を見ました(テレビがないときはオンデマンド)。私が好きな尾上菊之助が演じるギアゴーストの伊丹社長が、復讐の道へと入っていってしまうようで、...

続きを読む

土曜日の昼下がり

初めて国立近代美術館工芸館へ。写真では度々見かけていましたが、建物が素敵。従来は閉められているであろうカーテンが取り外され、作品は陳列ケースに収めてしまわず、まるでディナーテーブルに並べられているようです。インゲヤード・ローマン展。非常にシンプルな作品で、それは、様々な人がすでに使っている様々な食器とすんなり混ざり込むことを考えているのだそうです。作家なのだけれども、"匿名性" を信条とし...

続きを読む

Know thyself 己を知れ

Yuval Noah Harari は、Know thyself 己を知れ、という昔からの教えを引き合いに出し、言います。将来的にA.I.は、パソコンやネットワークに限らず、人間自身(体内や脳内)のハックが可能になるとのこと。自分以上に自分を知っているアルゴリズムが開発され、それを広告に仕込み、感情を操作し、本人に代わり決断をするようになるかもしれない、と。(もうすでに起きているような・・・)自分自身よりも、はるかに自分のことを知...

続きを読む

小倉遊亀展

先日、平塚市美術館「小倉遊亀展」に行ってきました。小倉遊亀の作品は、かなり前に、一度、デパートでやっていた展覧会以来、こんなにたくさん揃っているのを見ました。ふだんは滋賀県の近代美術館に数多く収蔵されているそうなので、東京近郊で見られるのは貴重な機会かもしれません。「石ころも人も花も、同じように仏である」という境地にいらした方らしく、時折、絵の横に付いている画家のことばに魅かれて、ふだん図録は買わ...

続きを読む

大きなパターンを見つけた時って

大きなパターンを見つけた時って、なんか独特の、恥ずかしさとか、後悔とか、反省とか、ちょっとくすぐったいような気持ちになります。「何やってたんだろ、アタシ」みたいな感じです。無意識だったからどうしようもないと思います。今だからようやく意識できたのだとも思います。これが2〜3年前なら、まったく意識できなかったような気もします。しかしこれまでずっと、無意識とはいえ、そのパターンを通してすべてを受け...

続きを読む

新たなありよう

新たなありようを会得するには一瞬一瞬の言動を意識しなければならない。一瞬一瞬の言動に意識的である為には、自分の中を見続けなければならない。事象に対して湧き上がる感情・感覚が以前からそこにいるパターンを気付かせてくれる。そのパターンを理解し、赦し、愛することが、その従来のパターンでの言動を控え、新たなパターンでの言動をとる事へとつながる。新たなパターンでの言動は自他に理解と赦しと愛をもたらす。自他の...

続きを読む

紙一重

力で相手をねじ伏せたり、相手を論破したり、、黒パターンは大好きですね、そういうの。白黒はっきりつける、みたいな。つい最近も、あやうく黒パターンが論理的にまくしたてるところでした。きっとスッキリする!!・・・その場は。そっちを欲する自分(パターン)はまだまだ健在です。ことあるごとに、これは「私」ではないと認識することが大切ですが、それが抜けてしまう時もあります。そうすると、ダメですね・・・黒パターン...

続きを読む

興味深い歴史家

Yuval Noah Harari という歴史家のことを最近、知りました。彼の本は今、世界中でベストセラーになっていて、世界のリーダーたちも読んでいるのだそうです。ダボス会議ではメルケル首相が彼の元に歩み寄り握手を求めたとか。YouTubeで検索すると、対談や講演の動画がヒットします。それらのいくつかを見ました。彼の本はとても難しそうですが、お話は知性とウィットに富んでいて面白いです。そして話のところどころで「人間は今こ...

続きを読む

羽のちぎれた蝶

羽がほんの一部、ちぎれてなくなっている蝶を見かけました。飛んでは休み、飛んでは休みしているようでした。それでも、その蝶は自らのコンディションを受け入れているように見えました。自分の体の具合を呪うとか、生きるのが嫌になるとか、そういうことは全くなく。ただ、飛びづらいだろうとは思います。羽が無事であった頃よりは疲れやすくもなっているでしょう。それでもまったく普通に生きているように見えました。哀れさがな...

続きを読む

お散歩

ここのところ、とても良い天気で過ごしやすい日が続いています。暑過ぎたり、寒過ぎたりすると、体にこたえるので、有り難いです。先日は、家の外に一歩出たとたん、清々しい空気に真っ青な空!予定をまっさらにして、気の向くままに散歩しました。気が付いたら結構歩いてました。それでも1時間ちょっとだったかな。それにしても気持ち良かった!▼自分と向き合うセッションを行っています。http://jiseijuku.com/services/persona...

続きを読む

アラン・デュカス「宮廷のレストラン」

アラン・デュカス「宮廷のレストラン」を見ました。私は、アラン・デュカスに関して、世界中を飛び回る実業家・やり手といった印象しかありませんでした。料理人というよりはビジネスマンの印象です。この映画ではそうした顔以外の部分もドキュメントされているので、知らなかったことを知ることができた、新たな発見への喜びがありました。食・料理を通して人を育む、世界のリーダーたちであろうが、ゲットーの住人であろうが、料...

続きを読む

プロフィール

マーガレット

Author:マーガレット
「マーガレットの日記」にようこそおいでくださりました。
私は、日々の出来事を通して、自分と向き合い、魂の探求をしています。
「自生塾」という学び舎をつくって、そこでカウンセリングも行っています。
このブログはそんな私自身の "観察日記" です。よろしければお読みください。
毎日更新しています。 

自生塾のHP
http://jiseijuku.com/

最新コメント