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記事一覧

謙虚さについて

自分がふだんあまり使っていない資質について考えてみたとき、恥ずかしながら私には、圧倒的に「謙虚さ」が足りません。私が謙虚な心を持てていたなら、「自分は上だ!」というパターンも大きくは育たなかっただろうと思います。謙虚さを育てるにはそれを使うのが一番だと思い、ここのところ謙虚さをまんべんなく使おうと心がけています。具体的には心の中で頭を垂れて、そこからの言動で人と接しています。やってみるとこれが、い...

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本物を求める心とは

自分の選択に自信がなかった頃の私は、やたら「本物」を求めていました。今思うと、あれはいったい何だったんだろうか?という感じなのですが、何もかも、すべてにおいて、自分で選ぶことができなかった、ということだろうと思います。自分の選択に責任も持てないし、失敗を恐れてもいたのかもしれないですね。自信のなさ、不安、そういったもので心が支配されていたのだと思います。それらもしかし、今でこそわかりますが、パター...

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選択が消極的だったワケ

選択が消極的だったのにはワケがあります。ずばり「自信がない」のです。自分の選択に自信がない。自分一人の意志で決められない。何かお墨付きがあればよいのですが、そうでないと、なかなか踏み出せない。踏ん切りがつかない。だから、「Aが嫌だからB」という理由でしか前に進めなかったのです。その自信のなさは、自らの感情や感覚に注意を向けること、それらを大事にすることによって自然と克服しました。感情や感覚は自分の中...

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消極的な選択から積極的な選択へ

5回会社を辞めたと先日の日記に書きました。その5回に共通していたのは「今いる自分の状態が嫌、不満。だから辞める。」ということです。当時の私は「これは嫌」ということだけははっきりしていて、じゃあ何がしたいのかと言えばかなり漠然としていました。ここではないどこかへ行きたい。常にそういった焦燥感が心を占めていました。思い返せば「受け入れてほしい」「わかってほしい」「認めてほしい」といった代表的なパターン...

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自然な心

今日の空は色んな表情をしていました。厚めの雲がかかったり、青空にさまざまな雲がゆったり流れていったり、大きな刷毛で縦横無尽に描かれたダイナミックな雲もありました。そこにはいっときも同じ表情はありません。とても美しくてしばらく見とれていました。「心も同じだな」と思いました。晴れ,曇り、雨、いっときも同じ表情をすることはなく、時には雷だって鳴るでしょう。そのどれもが自然で多様で美しい・・・自然な心を空...

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お買い物を清清しく

近所のスーパーに、お買い物をするたびにポイントがたまるポイントカードのほかに、ビンゴカードというものがあります。指定の日に1000円以上お買い物するとスタンプを押してもらえて、縦・横・斜めにスタンプが揃ったらポイントが貰えます。ちょっとしたゲーム感覚で、私はしばらくこれにハマッていました。指定の日に買い物に行って「これとこれと、あとこれを買えば1000円になるな。」と計算します。足し算を間違えてお...

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引き取る

あの人はいつも自分を不快にさせる。怒らせる。苦しませる。悲しませる。そう思うことはありますか?そんなとき、じゃあ、いったいその人がどうしてくれたら、自分はいいのだろう?と考えてみると自分のパターンが見えてきます。例えば「こっちは新人なんだから言い方をもっとやさしくしてほしい」「立場が弱い自分に周囲は配慮して当然」「上司として指示は明確であるべき」「部下は従順であるべき」とか。これらはすべて自分のパ...

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魂の退社~会社を辞めるということ~

『魂の退社~会社を辞めるということ~』を読みました。タイトルに惹かれて。著者が自分自身を観察しているので、読者のほうも読みながら自己観察するきっかけになると思います。生き方・働き方について考える一助となる本です。それで、自分は何回会社を辞めたかな、と数えてみました。何と5回。振り返ってみて自分でも驚いちゃいました。5回も辞めてるんですね。1回目は海外に行きたくなって、2回目はクリエイティブなことが...

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日常生活

おとといまでの日記で、自己探求の賜物としての心・頭・体の変化について書きました。今日は「日常生活」について、書いてみようと思います。わかりやすいところでは、私は本・服・モノなどたくさん処分しました。特に本は非常に多かったです。業者さんにお願いして買い取っていただきました。当時はすべてを自分と同一化していましたので、本によって自分を演出していたようなところがありました。「この本を持っていれば(読んで...

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氷艶

『氷艶』を見ました!私は個人的に、これほどのエンターテイメントを日本で見たことがありません。私の中での最高は、シルクドゥソレイユの「O(オー)」なのですが、氷艶もすばらしかったです!染五郎が「O(オー)」からヒントを得たであろう場面もいくつか見受けられました。歌舞伎xアイススケートの、このメンバーで毎年、何かを見せてほしいと強く思います。それぞれの分野のプロフェッショナルたち、本当にすごい。出ている...

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体も軽く

自己探求がもたらした心、頭への変化について、二日続けて書いてみました。___じゃあ、身体はどうか?探求を始めて確か1年経ったくらいに、久しぶりに会った人たちに「何か小さくなったね」と立て続けに言われました。「前はもっとこうだった」とジェスチャー付きで見せてくれた人もいました。そう言われて私はすごく納得したのを覚えています。だって何着も鎧を着てパンパンだったので。唐突ですが、データの保存量が増えると...

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頭、空っぽ

昨日書いた「心の中に詰まりなどが何もない感じ、、」は頭にも、あります。頭、空っぽなんです。かつての自分は、頭からずーーーーっと思考が離れず、たぶんものすごい量の思考が頭中を常に駆け巡っていました。寝てても思考が駆け巡っていました。朝、起きた時にも思考がぐるぐるしている状態でした。思考の内容は思い出せないのですが、パターンの考え事、心配事、不安事だっただろうと思います。頭の中がぎゅーーーっと詰まって...

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心に余裕を持つ方法

最近ふと、心のまろみやゆるみ、軽さ、詰まりなどが何もない感じ、、を感じました。この感じはたぶんここ数年、ずーっとそうです。それは、とても心地よいです。心に余裕があります。これは確実に自己探求の賜物です。自分の心の中を自分でとりまとめていく以前は、自分勝手な思考と決めつけに支配され、振り回され、余裕など皆無でした。今のような心の余裕やゆるみはまったく想像できませんでした。つねに胸の辺りが詰まっている...

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善と悪

今月観た歌舞伎の演目に興味深い、ちょっと不思議な舞踊がありました。役者がそれぞれ「善」と「悪」というお面をかぶって踊るのです。「善は善らしく」、「悪は悪らしく」ではなく、善も悪も同じように楽しそうに踊っています。人間讃歌です。善も悪も人間の持っているもの。それもあってこれもあって人間、ということを表現しているのかなぁ、、私にはそう見えました。さらに、善と悪は反対の関係じゃないのかも、とも思いました...

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不快感はチャンス!

自己探求をしていくと自分の中にいるいろんな自分のパターンに気づきます。自分は上、自分は特別、自分はダメ(そう反するパターンもあるんです)、自信がない、認めてほしい、わかってほしい、一人では生きていかれない等々。それらのパターンは日々、他人の言動をきっかけにして、その存在を本当の自分に訴えてきます。「不快感」を通して。それは苦しさだったり、悔しさだったり、悲しさだったり、寂しさだったり。そういう感情...

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練習問題は日常に

自己探求は日々の生活で行います。山にこもったりはしません。自己探求には何も特別なことは必要ありません。日々の生活において自分の内側でいまどんな感じがしているのかを見る。その連続です。そのため日常に練習問題が転がっています練習問題のテーマの多くは自他の関係性です。もっと平たく言うと、他人の言動を不快に感じる自分です。この「他人の言動を不快に感じる自分」とはいったい誰なのか?それを探っていくのはとても...

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Dying to be me (私になるために死ぬ)

今日は『喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと』(アニータ・ムアジャーニ著)という本をご紹介したいと思います。(日記のタイトル "Dying to be me" は原題です。)臨死体験を綴っているだけでなく、希望、明るさがそこにはあり、いかに私たちが自らの人生を生きる事が大切かが書かれています。読んでいて、フムフムなるほど、今歩んでいるこの道を進めばOKね!という内容で、自己探求をしている私たち...

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新大統領の誕生

今日、フランスに新たな大統領が誕生しました。エマニュエル・マクロン氏、39歳。ウェブで就任式の中継を見ていました。中継をしていた現地のコメンテーターからは問題山積みのなかでの国の引き継ぎに、若さを戒めるかのような言葉もあり、当選はしたもののそれほど人気があるわけでもなさそうな印象です。途中、聞こえてきたコメンテーターの話・・・「マクロン氏は、人に好かれることが好きな人です。以前大統領だったサルコジ...

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「柝」の音(きのね)

先日、歌舞伎座の<團菊祭五月大歌舞伎>に行ってきました。襲名もあり、役者の子供たちも舞台を踏んで、未来・これからを強く感じました。代々(だいだい)継いでいくって、ものすごいパワーを感じます。日々その日の公演に携わる誰もが大変な努力をしているわけで、その一瞬にかける思いの強さに感動します。道を究めるってかっこいい!私にとってそのかっこよさを象徴しているのが「柝」(き)です。時を知らせたり、舞台転換や...

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動機

他人の人生を生きていた頃の私は、人から相談をされることがよくありました。でもね、よ~く考えてみると、人の相談に自分から乗りに行っていたような気もするんです。人の問題にクビを突っ込む、いわゆるお節介です。なぜそういう気がするのかというと、当時の私は、人から頼られること、人から意見を求められること、人のために何かをしてあげること等々で、自分が存在している、そこに存在してていい、そういった満足感を得てい...

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今宵、とてもきれいな月を見ました。薄い曇り空で星がでていなかったので、つまらないな〜と思いながら歩いていたところ、角を曲がったら目の前にお月様が・・・思わずワオ〜!と足を止め、見とれてしまいました。寒空にクッキリと輝く冬の月も好きですが、今日のように半袖でも大丈夫な程の春の夜に眺める月もいいですねー。薄い雲が月の輪郭をぼんやりと拡散させて、とても趣のある美しい光をここにいる私たちに届け...

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人生を「自分ごと」に

自己探求や自らの生き方・あり方に関する取り組みは日常を豊かにして、人生を生き生きとパワフルなものにすると思います。自己探求を通じて私は人生を自分ごととして捉えられるようになりました。私の場合、それまでは親や自分の周囲にいる「他人」の人生を生きてました。一番大きなポイントは「自分」と「観察対象」(自分の感情や感覚、自分のパターン)というところでの分離感が出たことかと思います。それまではそれらに飲み込...

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ただ、それだけ

ちょっと前に、Aさんの言動に不快感を感じたので、パターンをケアして、新たなパターンを選び変えるワークを行っていました。すると、、、Aさんがなんと同じ言動をしました。私は「あ!」と思って、選び変えたパターンを思い起こし、それを実行しました。新たなパターンとして「もう、そこから、離れよう」に、新たなパターンが言いそうなこととして「・・・ただ、それだけ・・・そこに意味を持たせるのをやめよう・・・」という...

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蝶を見かけるようになりました。アゲハチョウ、黒いアゲハチョウ、黒い縁取りにエメラルドグリーンの蝶、モンシロチョウも。蝶って、上に行ったり、下に行ったり、あちこちひらひらと飛んでいくので、ついつい行き先を目で追ってしまいます。フランス語では papillon(パピヨン)。ラテン語の”papilio”が語源で、亡くなった方の魂を意味するのだそうです。古いギリシャ語では psyche(プシケ)と呼ばれ、息、魂、そして psychology...

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自分にやっていることを他人にも

私が大事にしたい「受けとめる」という行為は、実は私が自分に対してやっていることです。何をしているのかというと、私は、自らの「パターン」にたっぷりと愛情を注ぐ「語りかけ」というセルフケアをしています。(「パターン」や「語りかけ」の意味については<用語集>を参照下さいね) 人は自分にしていることを他人にもすると言いますが、まさに、その通りだと思います。私は語りかけというワークを使って、私のパターンを受...

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受けとめる

受けとめるって大事とつくづく思います。なぜかというと、人は自分の今を受けとめてもらえると、安心して次へと行かれるからです。受けとめられないと安心できず、次に行かれません。しかも自分でケアしない限り、受けとめてもらえるまで、受けとめて〜と他人に求め続けます。よく公園などで「ママ!・・・ママ!!!」とお母さんが振り向くまで呼び続けたり、「見て!!・・・見ーてーっ!!」と自分の事を見てくれるまで叫...

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良いコミュニケーションのコツ

お散歩で立ち寄った教会で、図らずも結婚式に列席した際、司祭のお話を拝聴しました。(これから二人で歩むにあたって)できれば口にしないほうがいいこと2つ。「その話何度も聞いた。何回聞かせるの?」と「これ、前にも言ったけど、何度言えばわかるの?」だそうです(笑)、、いかがですか?それから、おおっ?!と驚いたお話がありました。それは、良いコミュニケーションのコツとして、会話をする時に自分の感情や感覚を一つ...

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五月晴れ!

ここのところ東京は過ごしやすい天気が続いています。今日もとても爽やかでした。とても気持ちよかったので近所をお散歩。この青空!この緑! お月様もいらっしゃいます。こちらはカトリック東京カテドラル関口教会。フランスに住んでいた時は時々教会に入り、静かに過ごしてました。その頃を懐かしく思い出しました。ちょうど結婚式が行われていて図らずも列席することに(笑)受けとめるヨゼフ。このところ、受けとめることを大...

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この一筋に徹する

「なぜ生きるのかを知っている人間は、たいていはどんなふうにでも生きていける。」というニーチェのことばがあるそうです。自分にとって自己探求はそういうものです。なぜ生きるのか?と問われれば自己探求を通して自分の意識レベルを上げるためです。一人では生きていかれないというパターンを抱えつつも、どこかで、何があっても大丈夫、どんなふうにでも生きられる、という感じがあります。ま、パターンですからね。実はつい最...

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今までの人生で自分が一番イキイキしてたと思うのはいつ頃?

パラパラとフリーペーパーをめくっていたら、質問が目に入りました。今までの人生で自分が一番イキイキしてたと思うのはいつ頃か、、、?はて、、、いつ頃だろうか?と考えて思ったのは「今だなぁ」でした。今の自分は、かつて考えられないほど、イキイキしてます。このイキイキにはキッカケがありました。魂の道場に通い始めたばかりの頃、感情を感じるということを繰り返しやっていく中で(それまでは思考一辺倒で感じる事ができ...

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プロフィール

マーガレット

Author:マーガレット
「マーガレットの日記」にようこそおいでくださりました。
私は、日々の出来事を通して、自分と向き合い、魂の探求をしています。
「自生塾」という学び舎をつくって、そこでカウンセリングも行っています。
このブログはそんな私自身の "観察日記" です。よろしければお読みください。
毎日更新しています。 

自生塾のHP
http://jiseijuku.com/

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